フィンランドでの日常生活を綴っています。

土曜日, 10月 29, 2016

食用キノコと庭の変なキノコ

event_note10月 29, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
今日の午後は、近くの小山に散歩してきました。

いつもの頂上からのいつもの眺め。

小山の頂上から見た秋の風景

広葉樹の葉はもうだいぶ落ちています。白樺は、てっぺんあたりに黄色い葉を残しているのみ。


今日の散歩では、あわよくばキノコ狩りができるかもしれないという、下心もありました。

この時期に探しているのは、フィンランド語で suppilovahvero とよばれるキノコ。グーグル先生によれば、和名はミキイロウスタケだそう。

このキノコ、9月上旬にはまあまあよく見つかったのですよ。

9月上旬に見つけたミキイロウスタケ


でも、晩秋まで採れるキノコだからと、そのときは大きめに育っているもの以外は、ほとんど収穫しなかったのです。

アンズタケとミキイロウスタケの外見を比較


ところがその後、雨の降らない期間があまりにも長かった……

年によっては、12月になっても収穫することができるキノコですが、今年はなかなか見つかりません。今日も収穫なしでした。

来週は雪が降るかもしれないとの予報ですし、今年はもうキノコはあきらめたほうがいいのかも。


欲しいキノコは見つからないけど、庭にはなぜか変なキノコが生えています。それも、砂利のところに。

庭で見つけた知らないキノコ

アップで見ると……

庭で見つけたキノコのカサの表面

なかなかかわいいではないですか。

なんていうキノコなのかわかりませんが、かわいいのでそのままはやしておきますわ。

日曜日, 10月 23, 2016

ハクジョウキリンの世代交代に向けて

event_note10月 23, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
ハクジョウキリンです。


本などの写真を見ると、もっと葉っぱが生い茂っていて、いかにも「観葉植物」。それに比べると、我が家のハクジョウキリンはみすぼらしいですわ。

でも、その昔、葉っぱがこれしかなかったこともあるので


それに比べればましでしょうかね。


うちのハクジョウキリンは、夫がまだ独身時代に育てていたものの子孫です。もう何代目なのかは不明。結婚して今の家に越してきてからも、何回か世代交代していますし。


今部屋にあるものも、もう丈が80㎝ぐらい。そろそろ世代交代をさせたいものだと思っていました。でもなかなか苗が生えてくれなかったのです。


この花が


実となりそれが熟すと、種が飛びはじけます。

その時に、種が近くにある他の植物の鉢に落ちて、運よく発芽することがあります。今までは、それを利用して世代交代をさせていました。

でも、待っているときに限って、なかなか発芽しないんですよね。自分で種を採って蒔かないとダメかな、と思っていたところ……


近くに置いてあった、コウフクノキの鉢にハクジョウキリンの芽を発見!!


さっそく別の鉢に移しました。

それから2週間余り。
大きさはまだほとんど変わっていないけれど、茎の中央から新芽が出てきていますね。どうやら元気に育ってくれているようです。



ハクジョウキリンは、とても育てやすい観葉植物です。植物の手入れをさほどしていない我が家でも、数世代が絶えることなく育っているのがその証!

ただフィンランドの場合は、室内の気温を冬でも20℃ほどに保っているので、育てやすいと感じるのかもしれません。一般の日本の家屋みたいに、冬の室内の気温がぐんと下がる場合にはどうなのかなあ。

水曜日, 10月 19, 2016

ヒューズが切れたと思ったらブレーカーが落ちていたという話

event_note10月 19, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
いつものようにアイロンがけを始めたら……

もう熱くなっているはずのアイロンが、いまいち熱くなかったのです。どうやら、そのアイロンは、一度温まり始めたものの、途中で電源が切れてしまった模様。

アイロンが壊れたのか?とあせりました。でも、そのコンセントに他の電気器具を差し込んで確かめてみると、それも全く作動しません。問題はアイロンのほうではなくコンセントのほうらしい。

さらに確認していくと、そのコンセントと同じ回路の電気は、一切使えないということに気づきました。

そこで、その回路のヒューズが切れたのに違いないと思いまして、分電盤を確認したのです。


うちの分電盤には、こんなぼこぼこしたものが並んでいます。



これはフィンランドでも古いタイプのもの。我が家は、優に築50年以上になる家なので。

いずれにしても、うちにある分電盤のそれぞれのぼこぼこの中には、こんなヒューズが取り付けられています。


ヒューズが切れると、普通は金属個所の中央にある銅色の部分が飛び出します。だから、どのヒューズが切れているのかというのはすぐにわかるはずなのですが……

今回はわからなかったんですよ。

それでも、一部のヒューズを新しいものに取り換えればどうにかなるんじゃないかと、いろいろ試してはみました。でも、相変わらず電気は流れない。

しょうがない。自分でどうにかするのはあきらめて、電気工に修理をお願いすべきかと思っていたところ……


エアコンにも電気が入ってないって夫が言うのですよ。

エアコンは家の外につなげた回路から電源を取っているので、屋内の回路とは別物のはず。なのに、エアコンも切れているということは……


そこで思い出したのが、漏電ブレーカーの存在です。

フィンランドでも、今どきの家だったら、家じゅうのほぼすべての回路が漏電ブレーカーにつなげられていると思います。でも、うちの場合、そもそもここに引っ越してきた時には漏電ブレーカーはなかったのですよ。

でもその後、少し改築をして電気配線を増やしたときに、電気工さんが、屋外の回路と浴室の回路に、漏電ブレーカを取り付けてくれたのでした。

ちなみに、電流が切れていたコンセントは、浴室の電燈と同じ回路。


野外の回路も浴室の回路も使えない……そこでやっと、漏電ブレーカーが落ちたのということに気づいたのです。で、ブレーカーを上げたら問題はすぐ解決しましたよ。


うちの漏電ブレーカーはこれなんですけどね、


これが落ちれば、この写真でONになっている部分がOFFになるわけです。だから、すぐ気づくはず。

でも、最初に「ヒューズが切れた」と思いこんでしまっていたものだから、ここに目がいかなかったのですね。


ドジな話です。せめてもの救いは、電気工に電話する前に気付いたということでしょうか。

火曜日, 10月 18, 2016

キクイモの収穫

event_note10月 18, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum4 comments
今年は、シカが菜園に迷い込まなかったこともあって、キクイモは、とても背高のっぽに育ちました。



イモのほうは、本来ならまだ収穫しなくてもいいのです。でも、コテージの菜園なので、来年種イモにするつもりのもの以外は、全部収穫してきました。もう、コテージシーズンは終わりですから。


キクイモってこんなイモです。


自分で育てるまでは、キクイモなんて全然知りませんでした。でも、調べてみると、日本でもそれなりに知られている植物なのですね。


我が家のキクイモは、大きさも量もたいしたことはありません。


でも、どうやって食べるかに毎年悩んでしまうのです。キクイモ料理ってピンと来なくて。


去年は、サラダにして食べることが多かったかな。ただ、晩秋~初冬に食べただけになってしまいました。ネズミさんのせいで。

去年はキクイモを土に入れて地下室で保存していましたが、いつの間にかどこからかネズミが入ってきたようで、食い荒らされてしまったんです。

今年はそうならないように気を付けなければ……

月曜日, 10月 10, 2016

フィンランドのレシピでリンゴケーキを作る

event_note10月 10, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum6 comments
知人からリンゴをたくさんいただきました。

リンゴケーキを作ろうと思い、インターネットでレシピ探し。で、見つけたのがこのブログページ → Liian hyvää: Muhkea omenapiirakka

このブログ(Liian hyvää)全体がとにかく素敵です。説明も分かりやすい。フィンランド語が理解できる方は、このくうっけりの記事を読むよりも、そちらのページを読んだほうがいいです。フィンランド語ができない方も、そのブログを覗いて損はないですよ。

リンゴケーキの材料と作り方



上の写真が、くうっけりが焼き上げたケーキ。参考にしたブログほど美しくないのが悲しい……

でも、なかなかしっとりとしたケーキになりました。以下、材料と作り方です。

材料(天板1枚分)

生地
卵 4個
砂糖 3dl (=300cc)
生クリーム 2dl (=200cc)
牛乳 2dl (=200cc)
バター or 製菓用マーガリン 200g
小麦粉 7dl (=700cc)
ベーキングパウダー 小さじ4

生地の表面へ
リンゴ 3~5個
砂糖(グラニュー糖) 適量
シナモン 適量

生地の砂糖の量は、もとのレシピ(3.5~4dl)よりも少し減らしました。フィンランドのレシピ通りに作ると、甘すぎることがよくあるものですから。実際、3dlで作っても、十分な甘さでした。その辺は、好みかとも思いますが。

作り方

  1. バター(マーガリン)200gを溶かして、さましておきます。

  2. 割りほぐした4個分の卵をボウルに入れ、3dlの砂糖を加えて、よく泡立てます。

  3. 2.に、牛乳2dl、生クリーム2dl、1.のバター(マーガリン)を入れて、軽く混ぜ合わせます。

  4. 小麦粉7dlとベーキングパウダー小さじ4をふるい合わせたものを、3.に加えて、ハンドミキサーで軽く混ぜます。(量が多すぎて、へらではうまく混ざらなかった……)

  5. 天板にベーキングペーパーをしいて、4.の生地を流し込みます。

     
  6. リンゴの皮をむいて芯を取り、薄切りにして生地の上に並べます。(大きい形のいいリンゴならそれほどではないでしょうが、小さくて形の悪いリンゴだと、かなり手間がかかるということを実感しました)

  7. 砂糖、そしてシナモンを振りかけます。(スプーンを使って上から振りかけたら、ぜんぜん平均にかからなかった……という失敗例が下の写真)


  8. 200℃のオーブンの中段で、約30分焼きます。

  9. 竹串で刺して、生地がついてこなかったら出来上がり。

天板まるまる1枚分焼いて、家族2人(と1匹)で、3日で平らげました。…体重計がおそろしい。

日曜日, 10月 09, 2016

リーキの収穫

event_note10月 09, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
リーキは霜が降りても平気なので、収穫はもう少し先でもいいだろうと思いつつ、結局この週末に収穫しました。

日中の気温が10℃にも満たないこの頃…菜園に残しておいたところで、もう成長はしないでしょうから。


収穫したリーキです。


今年も成長がいまいち。手入れ不足+肥料不足ですかね。

それなりの大きさに育っているのもあるけれど、ニラぐらいの太さにしかなっていないのもあるんですよ。種をまいたのが3月。それからもう、7か月近くが過ぎているというのに。


これら収穫したものは、輪切りにして乾燥させ、保存します。乾燥野菜って便利なんですよね。

10年ぶりのオモの失敗

event_note10月 09, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
ショックです。オモが失敗をしでかしました。10年ぶりのことです。


オモが、室内でおしっこをしてしまったのです。

今年に入ってから、尿漏れは確かにありました。でも、それらはあくまで「漏れ」。でも今回は、完全なる排尿です。

前回オモが室内でおしっこをしたのは、生後4か月の時。その時はすでに、トイレトレーニングはちゃんとできていたはずだったのですが、洩らしちゃったんですよね。でも、それが最後でした。

それ以降は、長時間お留守番しようがなんだろうが、室内で用を足すなんてことは一度もなかったのです。

ところが、昨日…

家族で夕食後、居間でくつろいでいたときです。
オモが、自分のクッションのところに行って、寝床を作っていたのですよ。(←犬を飼っている方にはおなじみな仕草かと思います。前足で掘るようなしぐさをするってやつです)

いつものことなので、たいして気にも留めずにいましたが、そのあとがいつもと違う。動きが止まって、四つ足でじっと立っていたのです。もしや?と思ったころにはもう遅く、クッションは尿で濡れてしまっていました。

ショックでした。こんなこと、10年間(オモは今、10歳4か月)一度もありませんでしたから。

状況もなんだか不自然。寝床を作っていたはずなのに、おもむろに尿をしてしまうなんて。それに、犬は通常、自分の寝床を尿で汚すなんてことをしないはず。


……これって老化現象なのかなあ。

火曜日, 10月 04, 2016

今年最後のトマトの収穫

event_note10月 04, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
このところ、晴れの日が続いています。すがすがしい天気はうれしのですが、

晴れ→雲がない→放射冷却

ということで、ここ数日は明け方冷えこんで、連日霜が降りています。

明朝は特に冷えるだろうとのこと。もしかすると氷点下になるかもしれないという話です。


うちのトマトは、霜が降りにくい場所に植えてあります。だからまだ元気にしています。でも、気温が氷点下になれば話は別。明日にはもう、くってりしてしまっているかもしれません。

そこで、そうなる前にと、今日はトマトを房ごと全部収穫しました。熟していないのばっかりですが。



これらの中から、少しでも色が付き始めているものは、熟すことを期待して、房のまま暖かいところに置きました。



まだ全然色づき始めてもいないトマトは、房からもぎ取りました。これらは、酢漬けになる予定。



今年は、熟し始めるのが遅かったけれど(関連記事 トマトの初収穫)、それでも一か月余り、もぎりたてのトマトを楽しむことができました。

日曜日, 10月 02, 2016

小山からの秋の風景

event_note10月 02, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
青空にさそわれて、今日の散歩は久しぶりに近くの小山へ。

日曜日だから他にも人がいるんじゃないかと思ったけれど、くうっけりとオモで、頂上を完全独占!! 岩の上にしばし腰を下ろして、風景を楽しんできましたよ。


今の時期、すでに黄葉も紅葉もしていますが、針葉樹が多いからか、写真からだとよく分かりませんね。そもそもこっちは、紅葉する木自体が少ないので、日本のような華やかな紅葉を見ることは、残念ながらほとんどありません。

それでもこの小山からの風景が好きです。もしかして、オモもそう思ってる?



散歩中に、キノコ狩りもできるんじゃないかと期待していたのですが、今日はダメでした。この時期に顔を出しているはずのキノコを探したけれど見つからず……

今年は雨が少なかったから、しかたないのかな。

土曜日, 10月 01, 2016

イチジク

event_note10月 01, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
10年余り前の話…

夫と帰国したとき、実家の庭に生えていたイチジクの実が、ちょうど熟していたのでした。その時、夫は生のイチジクを初めて食べたのですよ。もともと果物大好きな夫のこと、イチジクをたいそう気に入り、フィンランドではイチジクが育たないのをすごく残念がっていました。

3年ほど前、フィンランドの園芸店でイチジクの木を見つけたと、夫が喜んで購入してきました。鉢植えのものです。イチジクは、フィンランドの露地では冬越しできません。厳しい冬の間、屋内等に避難させることができるように、鉢植えで売られてたようです。

我が家にやってきたイチジクは、最初の年は実をつけました。というか、買ってきた時には、すでに小さな実がついてたのです。その年はそれらがちゃんと熟して、収穫できました。でもその後は、実を一度もつけていません。

冬越しのさせ方がよくないのかなあ。冬の間、地下室に避難させておくのですが、年ごとに元気がなくなっていく気がするのですよ。今年は葉っぱも矮小化してしてたし。

秋になり葉も色づいてきたころの、今年のイチジクの姿です。


そして今の姿。葉はもうすっかり散りました。


まんなかにまっすぐ立っているのは、幹を支えている棒。購入したときのままにしています。でも、幹は購入時よりもずっと短い。去年の春、てっぺんのほうが枯れてしまっていたので、その部分を切り取ったからです。

枝の先を見ると、来年の準備もすでにできているようですが、


ちゃんと冬越しさせられるかどうか、心配です。