フィンランドでの日常生活を綴っています。

月曜日, 5月 30, 2016

ルバーブ収穫

event_note5月 30, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
今月22日に、ルバーブを初収穫しました。量としてはこれだけでしたけど。



ちなみに、この茎の部分は、ケーキとなり



葉っぱは染色のときに媒染剤として使いました。



初収穫から1週間後のルバーブです。


ここまで大きくなっていたので、今回は前回よりも少し多めに収穫しました。(写真なしですが)

2か所に花茎があり、取り除こうかどうか迷った末(関連記事:ルバーブ収穫期ルバーブの花)、結局今年は両方とも取り除くことに。染色に使えば無駄にもなりませんから。

土曜日, 5月 28, 2016

シャグマアミガサタケを食べる

event_note5月 28, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
5月に入ってから、シャグマアミガサタケを何度か収穫することができました。


一番収穫量の多かった時でこれぐらい。


袋いっぱいじゃなくて、袋の底がやっと見えなくなる程度です。


量はともかく、これなんかなかなか立派な脳みそキノコです。


去年の巨大キノコ(関連記事:五月の自然と巨大キノコ)には劣りますけどね。


ちなみに、シャグマアミガサタケを半分に切るとこんなです。中の詰まっていない脳みそ???



うちでは、このキノコの処理も料理も完全に夫に任せていますが、今回は処理してるのをちゃんと観察しておきました。

夫はどうやら、先にカットしてから処理をしているようです。

これは処理前のキノコ。10リットルのなべの底に、カットしたキノコが入っています。


毒を抜くために、これにたっぷりの水を入れてしっかり茹でます。

茹で水を捨てて、もう一度たっぷりの水でしっかり茹で、茹であがったキノコを流水でしっかりすすぐ…

あくまでも夫方式なので、この方法が一般的なのか、もっと適切な方法があるのかよくわかりません。プロの料理人さんは、どうやっているんでしょうねえ?


ついでに言えば、夫は、蒸気を吸うと危ないから(処理の時に出る蒸気は有毒)と、野外でしかこの処理をしません。我が家の古いキッチンには、ちゃんとした換気扇がありませんし。


それにしても、茹でると体積減りますねえ。



そしてこれをどうやって食べるかといえば…


夫の場合はワンパターン。シャグマアミガサタケで作るものはいつも同じ…玉ねぎとシャグマアミガサタケを入れたホワイトソースです。

スパゲティ用のソースにすることもありますが、この日は焼いた豚肉の上にのせて食べました。



今まで、料理されたこの状態でしか食べたことがありませんでした。で、これは確かにおいしい。


でもいったい、キノコそのままではどんな味?と、料理前につまみ食いをしてみたのですが…


最初にちょっと独特な風味を感じるけれど、あんまり強くはなくて、どちらかというと癖のない味。歯ごたえはとってもいい感じです。しこしこしています。

もっとも、くうっけりの味覚は鈍いと思われるので、話半分で受け取ってください。


このキノコがたまらなくおいしいと思うかそうでないか…最終的にはひとそれぞれってことになるのかな、と思います。


この時期には他の食用キノコがほとんどないし、このキノコは、すご~くいい場所を知っていない限り、なかなかたくさんは収穫できない…少なくともくうっけりは、例えばアンズタケほどの量を収穫できたことがありません。

このきのこが珍重されるのは、味だけの話じゃなくて、やや希少であることや食べるためには手間がかかることが関係しているのかもしれません。それに、立て続けに食べちゃよくないみたいですしね。あくまで毒キノコですから。

*****

アザラシ君、ふたたびカメラの前にに登場しています。右手奥の小さな岩の上です。

画像元:http://wwf.fi/en/norppalive/

月曜日, 5月 23, 2016

ナガバユキノシタの手入れと移植

event_note5月 23, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
フィンランド語で vuorenkilpi(”山の盾”? 学名はBergenia)と呼ばれている植物があります。

常緑だし、何よりもたくましい(=手入れなしでも元気)からか、庭の植物としてよく目にします。


フィンランドで見られる vuorenkilpi は主に2種類で、一方が herttavuorenkilpi(”ハート形山の盾” 学名:Bergenia cordifolia  和名:シベリアユキノシタ)。そしてもう一方が soikkovuorenkilpi(”楕円型山の盾” 学名:Bergenia crassifolia 和名:ナガバユキノシタ)です。

…とはいうものの、くうっけりはこの2種を、自信を持って区別することができませぬ。

うちにあるのはこれなんですがね、


ナガバユキノシタじゃないかとは思うのだけれど、自信なしです。


たまにはちゃんと手入れぐらいしてあげましょうと、手入れ法を改めて調べてみたら、意外に見つからない。とにかく分かったことは、ほっといても大丈夫ってこと。ただ、花をつけさせるためには、5~6年ごとに移植したほうがいいらしい。

ってことは、十年以上この場所に陣を撮っている、この写真の株たちも移植したほうがいいってことになります。でもまあ今は開花中だし



枯れた葉を取り除くだけにしておきました。

で、こちらが作業後ですが…


作業前とほとんど変わりませんね。


これらとは別に、庭の一角に、勝手に生えている株があったので、それらは移植することに。

芽さえついてれば、ぶつ切りにした茎からもちゃんと根付くって話なので(←ネット情報だけど)、葉っぱのついている部分や芽がついている部分を切り取って植えてみました。


まわりには草や苔がいっぱいであんまり美しくないですけど、これが根付いて育ってくれれば、少しはましな環境になるのではないかと、淡い期待を抱いております。

それを待つより、ちゃんと草取りすべきなんでしょうが…

水曜日, 5月 18, 2016

サイマー湖のアザラシ君

event_note5月 18, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum6 comments
フィンランドのサイマー湖に住んでいる、サイマーワモンアザラシのライブストリームが人気を集めている…という話を聞いていながら、初めてそれを見たのは、一昨日になってからです。

その日、ビデオに登場して有名?になったオスのアザラシの名がPullervo(プッレルヴォ)に決まったっていうニュースを読んだんです。で、話題のビデオをちょっと見てみよう、と思ったのが始まり。


そしたら…

すっかりはまってしまいました。固定されたカメラがずっと同じ場所を写しているだけなんですけど、なんとなく癒される画像なんですよ。

アザラシがその場にいるとは限らないので、ただ岩と水が写ってるってだけの時が多いのですが、それでも見てるとなんだかほっとする…

そして、もしかするとアザラシ君が来るかも?と、ちょっとした期待感があるのもいい。


そのライブストリームがある英語版のページはこちら↓


WWF Finlandのページです。ライブストリームは、Norppaliveと書かれているところにあります。ページを下のほうにスクロールすると出てきます。


くうっけりは一昨日からたびたびページをのぞきに行って、やっと今日、アザラシ君が岩の上で休んでいる姿を見ることができました。


今、夜の10時をすぎていますが、このアザラシ君は、まだ同じ岩の上でごろごろしています。


ところで、このライブストリームは、5月中だけみたいです。期間限定が残念だけど、まだ2週間弱楽しめますゎ♡

月曜日, 5月 09, 2016

花と蝶と…

event_note5月 09, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
このところ、とても暖かい日々が続いています。ここ数日で、花も新緑もぐんと増えました。


フィンランド語で valkovuokko(”白アネモネ”の意)といわれている花、ヤブイチゲが今満開です。


フィンランドの母の日の花といえば、このヤブイチゲ。今年は、満開時期と母の日がちょうどよく重なりました。


käenkaali(”カッコウのキャベツ”)、もしくは ketunleipä(”狐のパン”)と呼ばれている、コミヤマカタバミも今が満開。



そして、野生のスミレが咲いているのも見つけました。



何匹かの超にも出会いました。

そんな中の1匹。



これも同じ蝶です。羽の裏側に模様…面白いですねえ。


フィンランド語名は auroraperhonen、和名はクモマツマキチョウというようです。オレンジの模様があるので、オスですね。


さて、うちの四つ足の子は、この時期になると暑そうにしていることも多いので、ブラッシングついでにあっちこっちを少しずつヘアカットしています。

で、こんな姿… 


改めてこうして見てみると、カットが下手なのがよく分かりますねえ。…ごめんよ、オモ。


実は、耳のヘアも少しずつカットするつもりでいたのに、今のこのオモのヘアスタイル!?を夫がいたく気に入ってしまって、「耳のヘアは切らないで!!」と言われてます。

う~ん、どうしようかなあ…

金曜日, 5月 06, 2016

小鳥からのプレゼント?

event_note5月 06, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
この時期になると毎年咲いてくれるのが、この青い花。


フィンランド語で idänsinililja(”東の青百合”の意)という名の植物です。和名はないのかな?Google先生は、「シラー・シベリカ (Silla Siberica)」と、学名そのままの名前を教えてくれただけです。

繁殖力がよくて、雑草のようにはえてきますが、丈が10㎝ぐらいしかないし、今の時期の庭は自然の色彩にも乏しいので、あちこちに勝手に生えるのに任せています。



これらに混じって、ちょっと違う花が咲いていることに気が付きました。うちの庭では今まで見かけなかった花です。


大きさも葉の雰囲気も idänsinililjaと似ているので、突然異変種か???とも思ったのですが、調べてみると、どうやら isokevättähti(”大きな春の星”の意)らしい。これも残念ながら和名はなさそうです。

小さいけれど、頭を垂れている idänsinililjaとは違って、頭を上げてはっきりと自己主張してる子です。


種はいったいどこからやってきたのでしょう?

小鳥からのプレゼントかな?

月曜日, 5月 02, 2016

ズッキーニの種をまく

event_note5月 02, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
袋に入っていた種は全部で10粒。全部蒔きました。ここに写っているのはそのうちの6つ分。


今までは牛乳パックに蒔いていたのですが、場所をとるので、今年は趣向を変えました。

マーガリンが入っていた容器に、トイレットペーパーの芯で作った鉢(?!)を詰め込んでいます。本葉が出始めてから、牛乳パックに植え替えようという魂胆です。

さて、10粒ぜんぶ発芽してくれるでしょうか?

日曜日, 5月 01, 2016

食用毒キノコが生えだす季節

event_note5月 01, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum6 comments
今の時期に顔を見せるキノコといえば、なんといってもこれ。


Korvasieni(”耳キノコ”の意)~シャグマアミガサタケ~です。

この春初めて見つけたのが数日前のこと。でも、写真からもわかるようにまだ小さかったので、収穫はしていません。

このキノコ、猛毒があって下手すると死に至ることもあるそうな。第二次世界大戦のとき、フィンランドにいたドイツの軍人さんが、故郷で見かける別の食用キノコと勘違いしてこのキノコを食べ、命を落とした…そんな話を聞いたこともあります。


去年はかなり大きいキノコを収穫することもできたけど(関連記事:5月の自然と巨大キノコ)、今年はどうかな?

*****

この週末はとても良い陽気でした。そんなときの散歩コースは、近くの小山。

オモも元気に小山に登っています。はあはあ言いながら小山に登るくうっけりとはえらい違い…



この週末の小山からの眺めです。まだまだ緑は少ないですね。