フィンランドでの日常生活を綴っています。

金曜日, 5月 30, 2014

幸福の木を挿し木にしてみる

event_note5月 30, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
我が家の幸福の木は、10年以上前にいただいたものです。

あんまり世話をいていないにかかわらず、枯れずにいてくれるけなげな子です。でも、なんだかヨレヨレの雰囲気をかもし出す今日この頃。若返りが必要かしら…



挿し木で増やせるということなので、試してみることにしました。失敗したら悲しいので、とりあえず1本の茎(幹?)で試みることに。

1本切ったら(赤い矢印のとこ)、またさらにみすぼらしくなっちゃいました。



挿し木をするときには、葉を減らしたほうがいいと聞いたので、もうちょっともうちょっと…と減らしているうちに、どうも減らしすぎた気が…

長い茎(幹?)だったので、こうして4つにぶつ切りしました。



葉がついた部分は、植木鉢に。鉢植えの花用に市販されている土を使いました。こんなんで大丈夫なんでしょうか?!



そして残りの部分は、とりあえず水にさしておくことにしました。


さて、どうなることでしょう。


本家のほうには、まだがんばってもらいます。そして、今年の挿し木がうまくいかなかったら、また来年チャレンジするつもりです。本家には、なが~い茎がまだ3本残っていますしね。

木曜日, 5月 29, 2014

木々の花々

event_note5月 29, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
今日も小寒い一日でした。でも、昨日よりはちょっと暖かかったかなあ…

今日の午後3時現在のフィンランドの天気と気温です。


先週の土曜日と比べると、南部ではぐんと気温が下がっていますが、北部では意外に気温が上がったのですね。南部よりもラップランドのほうが、ずっと気温が高いというのが、なんだか笑えます。時々あるんですよね、こんな日が。

寒さにめげず、散る花、咲く花…と、自然は日々移り変わっています。

一週間ほど前に、こんな花をつけていたサクランボ。


花はほとんど散ってしまいました。

そして、次に咲き始めたのがリンゴの花。


満開だったのが、3~4日前。昨日、今日と、かなり風が強かったので、花びらがだいぶ散ったんじゃないかなあ…。

ただ今満開なのは、この花です。


サンザシの仲間の木。このあたりではよく、垣根として植えられています。硬くて鋭いとげがあるからなのかも…

そして、次に咲き始めているのがアロニアです。


それにしても、そろいそろって似たような花々です。白色系で5枚花びら。これら全部、バラ科なのだということを、ついさっき知ったところです。

火曜日, 5月 27, 2014

ルバーブを使って

event_note5月 27, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
今までの暑いぐらいの日々とはうって変わって、今日は寒いぐらいの一日でした。10度ぐらいまでしか気温が上がらず、風も冷たくて、一気に秋が来たような気になりました。


さて、ルバーブが食べごろになりました。そこで早速 raparperipiirakka を作ってみました。

raparperi というのはルバーブのことなのですが、piirakka は何と言えばいいんでしょう?フィンランド語では、パイもキッシュもタルトも piirakka なんですが、今回焼いた感じのものは、日本の感覚だとケーキかなあ…


レシピはネットをくぐってゲット。このレシピを使いました。

リンクしたページはフィンランド語なので、日本語でも紹介しますと…


材料
  • 玉子 3個
  • 砂糖(グラニュー糖)3½ dl
  • マーガリン 100 g
  • 牛乳 1½ dl
  • 小麦粉 4½ dl
  • ベーキングパウダー 小さじ 2½ 
  • ルバーブ、砂糖


材料(ソース)
  • 牛乳 3 dl 
  • 砂糖(グラニュー糖) 1½ dl 
  • 片栗粉 大さじ 約 2 
  • バニラシュガー


作り方
  1. 玉子に砂糖を入れて泡立てる。
  2. 小麦粉とベーキングパウダーを混ぜて、1 に加える。
  3. 1 と 2 を混ぜたものに、さらに、溶かしたマーガリンと温めた牛乳を加える。
  4. ベーキングペーパーをしいた天板に、生地を入れてならす。刻んだルバーブを生地の上に広げ、さらに、砂糖をふりかける。
  5. 225℃のオーブンで、約20分焼く。
  6. ソースの材料をなべに入れ、かき混ぜながらとろみがつくまで火を加える。
  7. 焼きあがったケーキ(?)の上に、ソースをぬる。
なんか日本語変ですけど…


いずれにしてもそんなわけで、こちらオーブンに入れる前の状態。



そして、焼き上がり。焼きむらがありますが。

そして、ソースをのばしてみました。

なんかなあ…美しさには程遠いですね。何しろ作り手が作り手ですから、仕方ありません。


美しいか否かはともかく、お味のほうなんですがね…甘すぎ!!です。

ルバーブは酸味がとても強いので、それで砂糖を多めにしているのかもしれません。でもこれは甘すぎ!

とはいっても、このレシピ、ウェブページを見る限りでは評判もよく、実は夫も「おいしい!」と言っています。くうっけりの味覚は、まだフィンランド人化してないのかな…

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ツマトリソウが咲き始めています。


フィンランド語では metsätähti ―森の星―。素敵な名前でしょ?

土曜日, 5月 24, 2014

スズランが咲き始めた

event_note5月 24, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
真夏のように暑いです。とはいってもフィンランドでの真夏の感覚…ありがたいことに、日本の夏ほど暑くはありません。

もっとも、フィンランドも南北に長い国。南部で暑い暑い、と言っていても、北部では寒かったりします。

参考までに、本日午後3時現在の、気温と天気。



こんな天気の中、スズランの花が咲き始めました。


野生のスズランです。このあたりの自然環境が合っているらしく、うちの庭でも幅をきかせています。そういえば、ユーロが導入される前のフィンランドのコインの中に、スズランの絵の入ったものがありました。10ペンニのコインです。


Pennä reverse Anu 1990.jpg
"Pennä reverse Anu 1990" by T.Voekler - Oma teos. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.


スズランではないのですが、ちょっぴりスズランに似た花、アマドコロも花をつけ始めています。



この時期の自然の変化には、とにかく目を見張ります。そして、あまりに早いのがちょっと切ない…

水曜日, 5月 21, 2014

散歩道の花

event_note5月 21, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
さすがフィンランドだなあ…と思うのは、道端には雑草だけでなく、野生の木が生えていることです。それも、結構大きく育っていたりします。


こちらはまだ小さい木ですが、小さいうちからこんなに花をつけています。近所の道端のあちこちに生えています。




花を近くで見ると…


ザイフリボクの仲間のようですが、和名を見つけることはできませんでした。


野生であちこちに生えるぐらいなので、きっとそれほど手がかからない植物なのでしょう。道路わきに植えられてもいます。手入れがされているのを今まで見たことがありませんが、毎年たくさん花をつけています。



そういえば、うちの庭にも…。勝手に生えているのを放っておいただけなのですが、元気に育っています。


それにしても、散歩で見る風景の中の緑は日に日に増えています。




オモが興味津々なのは、もちろん風景でも花でもなく、においです。

念入りに念入りにくんくんして…




仕上げはマーキング。


ライバル犬のにおいだったのかな?

火曜日, 5月 20, 2014

庭の雑草

event_note5月 20, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
昨日は30度ぐらいまで気温が上がり、5月としては珍しいほどの暑さになりました。なんでも、5月にここまで気温が上がったのは、前回は1961年だということですよ。

昨日の暑さは雷雨付き。このあたりではいいお湿りになりました。

今日は昨日よりも気温が下がり、日中は20度ほど。それぐらいがすごしやすくていいですね。


昨日の暑さと雨で、自然は、かなり勢いづいています。


気がつけばもう、野生の(←庭の雑草)ワスレナグサが花をつけていました。



そして、これまた野生の(←これも庭の雑草)、小さなスミレたち。





ワイルドストロベリーの花も咲いています。これも野生、すなわち雑草。



そして、典型的な雑草といえば、なんてったってこれ、タンポポです。



野生の花々って、派手じゃないけど、とってもきれいだと思うのです。草取りを怠ける口実だという話もありますが…

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ブログを「にほんブログ村」というランキングサイトに登録しています。そして最近、カテゴリーを一部変更してみました。このブログのカテゴリーってなんだろな?って自分でも良く分かってないんですけど…

この時期は、野生の植物の写真がやたら多いので、登録できる3つのカテゴリーのうち1つを「山野草」というのに変更したのです。冬の間は野生の植物の写真はないので、季節限定になりそうですけどね。

日曜日, 5月 18, 2014

煙突掃除夫

event_note5月 18, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
煙突掃除は、煙突掃除夫さんにやってもらいます。

普通の家だと1年に1回、コテージだと3年に1回は、煙突掃除夫さんに掃除してもらわなければいけません。


そんなわけで、今年も煙突掃除夫さんが来てくれました。一昨日のことです。

お国によっては、屋根に上らず下から掃除するというところもあるそうですが、フィンランドでは屋根から道具を使って煙突にたまった煤を落とします。


屋根の上に立つ掃除夫さんです。


逆光の上に、掃除夫さんの作業着は黒いしバックは空だし…。くうっけりの技量では写真がうまく撮れなかったのが残念。


掃除夫さんが手にしているのが煙突を掃除する道具で、長いコードの先に、ウニをつぶしたような(?)金属のブラシがついています。

煙突を掃除した後は、部屋の中の暖炉から、煙突から落とした煤やら灰やらをかき出して作業終了です。

毎回感心するのですが、今回もとっても手際良く、暖炉の回りも汚すことなく作業してくれました。


サウナがあれば、そちらの煙突も掃除してもらわなければいけないのですが、うちにはサウナがありませんので、この煙突一箇所のみの掃除。

ちなみに作業のお値段は35€でした。煙突の数が増えると、もちろんお値段も変わります。


地域によって違いがあるかもしれませんが、少なくともくうっけりの住んでいる地域では、この地域を担当する煙突掃除夫さんというのが決まっています。ですから、年に1回会うだけ、といっても、それなりに顔見知りです。作業中、おしゃべりにものってくれます。

煙突掃除夫という職業は、くうっけりにとってはいまだになんとなく珍しい存在なので、いろいろ仕事の話を聞くのが面白いのです。

煙突掃除の専門書はイギリスのものが中心だけれど、ヨーロッパの煙突掃除夫さんたちの会合なんかは、ドイツが中心で、道具もドイツからの輸入品だとか、フィンランドの最初の煙突掃除夫さんたち(←100年あまり前の話)は、ロシアで技術を学んできたのだとか、イギリスではその昔、浮浪児とかを煙突の中に入らせて煙突掃除をさせていたこともあり、20世紀の後半になってからでも時々、煙突の中から干からびた子供の死体が見つかることがあったんだとか… 

今年も煙突掃除夫さんは、興味深い話をたくさんしてくれたのでした。

木曜日, 5月 15, 2014

プルーンの花とさくらんぼの花

event_note5月 15, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
プルーン(←多分)の花がほぼ満開です。



近くで見るとこんな花。



これらの写真を撮った場所には、たくさんのプルーンの木があるんです。自然のままに任せてあって、枯れた枝もたくさんあります。でも、野生ではないはず。



ここは、庭の一角だったんですね。何年前まで人が住んでいたかは分かりませんが、家も一応残っております。


なんでもここではその昔、酒の密売がされていたとか何とか。噂ですけどね。フィンランドってだいぶ前には禁酒法なんかもあったし、それが無くなってからも、アルコールは国の専売品。お酒を手に入れるのが大変だった時代もあったんでしょうね。


さて話変わって、こちらの花はうちの庭のものです。


さくらんぼの花です。昨日咲き始めたばっかりです。

今年はとってもたくさんつぼみがつきました。そしてまだ、花よりもつぼみの数のほうが多い状態です。あとどれぐらいで満開になるでしょう。楽しみです。



残念ながらこのさくらんぼ、あんまり実をつけてくれません。そして、せっかくついた実は、たいがい野鳥に先取りされてしまいます。今年はどうなることか…

水曜日, 5月 14, 2014

森に咲く花

この時期、このあたりの森で一番目に入る花といえば、前回もご紹介したヤブイチゲです。

この花の花びらの数は一定ではありません。6枚から8枚が普通ということなんですが、今日は、そうじゃないのも見つけました。


まずは5枚花びらバージョン。



そして、9枚花びらバージョンです。



もっと花びらが少ないのとか多いのとか、まだあるんでしょうかね。


日当たりがいい場所では、野生のブルーベリー(ビルベリー)の花が咲き始めていました。



そして、クマコケモモの花も。


クマコケモモって、外見がコケモモに似ています。でもこうして見ると、花は違いますね。(コケモモの花1コケモモの花2 ← 写真にリンクしています)咲く時期も、コケモモより早いようです。

日本語では「クマ」のコケモモなんですね。フィンランド語では sianpuolukka です。「ブタ」のコケモモという意味になります。


緑も増えてきています。



まだ畑は茶色い地面も見えますが、森は、深い緑の間に若草色が混じっています。深い緑は針葉樹、多くがトウヒの木ですが、若草色は主に白樺でしょう。この色合い、とっても好きです。



そしてオモは、今日も元気いっぱい散歩してきましたとさ。


日曜日, 5月 11, 2014

自然がにぎやかに

このところ肌寒いような日が続いていましたが、緑も花も日々増えてきています。自然はすごい!!

今日は母の日でしたね。フィンランドでは、母の日の花といえばヤブイチゲです。



花をもっと近くで見ると…


6枚花びらバージョン



7枚花びらバージョン



そして8枚花びらバージョン



…があるのです。今日は全部見つけて得した気分になりました。


さらに今日は、コミヤマカタバミと対面! 今日は、この春初めての出会いでした。



遠目で見ると単なる白い花ですがが、よく見ると花びらにはおしゃれにラインが入っているんですよ。



野生のブルーベリーは、まだ葉もほとんど出ていないし、花もまだ咲いていません。でも、つぼみは膨らんでいます。もうすぐ咲きそうです。



我が家の庭もちょっぴりにぎやかになってきています。


チェリープラムは、本日開花。



スグリも一部咲き始めています。



ヒマラヤユキノシタの花も咲いています。



そしてこれは、プルモナリアでしょうか?



今日のオモとの散歩風景はこんな感じ。



まだ、緑が萌えるってほどではありませんが、毎日着実に緑が増えています。